畦地梅太郎 ガラス絵 「火の山 浅間」

雪山に立つ、鳥を抱く柔らかな表情の山男。

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畦地梅太郎によるガラス絵 「火の山 浅間」です。

畦地梅太郎は、1902年愛媛県に生まれ、戦後の日本版画を支えた中心人物の一人として長年活躍し、1999年に逝去されました。
生涯にわたり 「山とそこにいる人」 を作品テーマの中心にしていました。

版画以外にも、本の装丁やなども手掛けており、こちらのガラス絵もその一つの表現手段。
ガラス絵は裏側から絵具を乗せていき、一般的な絵の描き方と逆の描き方になります。完成図を想像しながら脳内逆再生する感じでしょうか。

こちらの作成年月日は不明ですが、作風より後期の作品と思われます。
沢山の色を使わない畦地らしいブルーベースの色彩。ガラスという透明素材を使うことにより、彼の作品でよく見られるシンプルなラインや平面的な色面が、より鮮明に、あるいは現実離れした雰囲気を持って表現されてます。

畦地の作品に多く見られる、山や山男をモチーフとする象徴的な一枚。畦地ならではのユーモアと温かさが感じられ、雪景色のなかに立つ人物のやわらかな表情が印象的。抱えている鳥が「ぬくもり」を感じさせます。

ガラス絵はそのすべてが1点もの。作家さんの遺志を後世に残す遺産のようなものです。今後さらにその価値は高まっていくことと思います。
じっと見つめていると、日に日にその世界観に惹き込まれていきます。

モデル身長：160cm

（文：スタッフT）

デザイナー

畦地梅太郎

サイズ単位:cm

幅：40
高さ：33

サイズはフレームを採寸したものです。さらに詳しいサイズを知りたい場合はお問い合わせよりご連絡ください。

素材

ガラス絵

仕様

壁掛け用のひもが付いています。

コンディション

※スライドの画像を必ずご確認ください。
フレームに多少の小キズがありますが、美品です。
こちらの商品は中古となります。目立つキズや汚れはできる限り撮影しておりますが、掲載画像にはない、通常に使用してできる小キズや多少の使用感はあるものとしてご理解ください。

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